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社会 - 2007年3月20日

ラジオ・パーソナリティ、被告の座に

刑事事件の未成年目撃者の氏名を放送
 強硬な意見で保守的労働者階級に人気のあるラジオ・パーソナリティの一人アラン・ジョーンズ氏は、ショッキングな発言で名誉毀損訴訟や刑事訴訟は毎度のことになっている。2004年に14歳の少年が刺殺事件を目撃した。2005年7月、事件の殺人容疑者の裁判で、少年が証言に立った翌日、扇情的なタブロイド紙デーリー・テレグラフ紙が少年の氏名を記載した。ジョーンズ氏は2GBの自分の番組でその記事に言及し、少年の名前を放送した。そのため、ジョーンズ氏、2GB放送許可所有者のハーバー・ラジオ、ネーションワイド・ニュースが児童(刑事訴訟)法違反で起訴された。同法では、本人の同意または裁判所の許可がない限り、18歳未満の刑事訴訟の証人の氏名を公開することが禁止されている。また罰則は$5,500の科料または12か月の懲役となっている。ジョーンズ氏は、「デーリー・テレグラフは責任感のあるまっとうな新聞であるから、記事に掲載されている氏名も証人と新聞社との間に同意があったものと考えたと述べた。ヘレン・サイム裁判官は、「新聞のどこにもそのような同意があったとは書かれていない。たとえ同意があったとしても、その同意がラジオにまで及ぶとは考えられない」としている。弁護側は、事件当時の証人の年齢も問題にしようとしたが、サイム裁判官は、「裏付けはないが、証人は1988年から1992年の間に生まれたと考えるのが妥当であり、事件当時には18歳未満だった」として、ジョーンズに違法行為があったとした。判決の言い渡しは4月20日。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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