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政治 - 2007年3月02日

労働党に祟るバーク元WA州首相

WA州閣僚3人が失脚、ラッド連邦党首の足許にも
 かつて腐敗した政治家として有罪判決を受け、汚名を負って失脚したブライアン・バーク元州首相は静かに余生を暮らすこともせず、州・連邦政界にその手を伸ばしていた。バーク氏とビジネス・パートナーのジュリアン・グリル氏の違法なロビー活動を調査していた腐敗犯罪調査委員会(CCC)の調査を受け、アラン・カーペンター現WA州首相は3人の州閣僚を罷免したが、調査は他の議員、高級官僚などにも及んでいる。2月1日、調査委員会のケビン・ハモンド委員長は、「公聴会はこれで終了するが、調査は今後も続行する。その結果、特定個人に対する刑事訴追や懲戒処分の勧告もありえる」と宣言した。また、CCCのスティーブン・ホール弁護士は、「ロビー活動は、依頼人の提示するメリットに基づいて行なわれるべきであり、友好関係や政治的影響力を乱用すべきではない」と述べた。しかし、連邦労働党党首ケビン・ラッド氏が、同党連邦議員を通じてブライアン・バーク氏と会っていたことが明らかになり、連邦議会での追及が始まった。議会の質問に答えて、2005年にバーク氏と会った時には、WA州の労働党議員に、当時の労働党キム・ビーズリー党首から「バーク氏との接触を禁ずる」指令が出ていたことを知らなかったと説明、「ケビン・ラッド議員は、キム・ビーズリー党首に対する反旗を掲げる際に票を取り持つ有力者と考えてバーク氏に会った」という、ピーター・コステロ財務相の主張を否定した。後にラッド党首は記者会見を開き、「私は、2005年に、グレアム・エドワーズ議員の仲介で3回、パースでバーク氏と会ったが、当時、接触禁止指令も知らず、バーク氏の用向きも知らなかった。友情に背き、礼を失して面会を断るべきだったのか? 後知恵で言えば当然会うべきではなかったということになるが、判断ミス以外には、会見後も何もやましいことはしていない」と述べた。(AAP)


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