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政治 - 2007年2月26日

「VIC州の支持抜きでも水系計画は進行できる」

マルコム・タンブル環境水資源相
 2月25日、マルコム・タンブル大臣は、ABCテレビで、「連邦政府のマレー・ダーリング水系計画がVIC州にとっても利益になることをスティーブ・ブラックスVIC州首相が理解すれば、必ず計画を支持してくれることと思う」と語りつつ、「たとえブラックス州首相が反対しても、他州と連邦政府だけでこの計画を遂行することができる。すっきりしないことだが進行は可能だ」と語った。2月23日に再度開かれた水サミットでは、NSW州、QLD州、SA州、ACTが、大規模な潅漑インフラストラクチャーの改良工事を条件に水系の管理権を連邦政府に移管することに同意した。しかし、VIC州首相だけは水系管理権の連邦政府移管その他の条件に不安が残るとして支持を拒否した。タンブル氏は、「ブラックス州首相も政府と同じ政策目標を掲げている。それは農業と環境との水の配分を適切にするということだ。しかし、VIC州の政策が連邦政府政策よりも優れているとブラックス氏は考えている。そこが他の関係者と違うところだ」と語っている。また、「マレー・ダーリングのような広大な水系と地下水を4つの州で互いに競争しながら適切に管理することは不可能だということは百年前から分かっていたこと。今後もVIC州のジョン・スウエイツ水担当大臣との対話を続け、この計画には多額の資金が投じられるのだということを強調するつもりだ。VIC州のゴルバン・マレー潅漑網は、メルボルンの水消費量2年分に相当する年間900ギガリットルの水を失っている。「VIC州の河川にも巨額の資金を投じなければならない。この計画がそれを可能にする」と語った。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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