ラッド党首、NYのストリップ・クラブ訪問
謝罪し、ダウナー外務相筋の一部ねつ造を示唆
8月19日付ニューズ・リミテッド系紙は、2003年9月、ケビン・ラッド労働党党首が、当時「影の外務相」として国費で国連に出席した際に、ニューヨーク市内でニューヨーク・ポスト紙のコル・アラン編集長、ウォレン・スノードン北部準州労働党議員と歓談し、酔ってストリップ・クラブに行ったことを報道した。同日、ラッド党首は、マンハッタンの紳士クラブ「スコアズ」に行ったことを認め、「かなり酔っていたのでほとんどなにも憶えていない。ストリップ・クラブに行くべきではなかったし、もし私の行為が他人に迷惑をかけたのならすべて私の責任だ。謝罪する」と語った。しかし、ニューズ・リミテッド系紙は、当時駐米豪上級外交官が受けた報告として、「ストリップ・クラブでは、クラブから、ダンサーに触れないようにとか、退去するよう警告を受けたのではないか」と報道した。ラッド氏は、「アラン氏が言い出してストリップ・クラブに行った。その後のことはほとんど憶えていない。もし私がストリップ・クラブで、その外交官の言うような不謹慎な行為があったとすれば、これまでに私の耳に届くか、現政府が既に大々的に発表しているはずだ」と語り、アレグザンダー・ダウナー外務相筋が選挙にらみでラッド党首のイメージ引きずり下ろしを図ったのではないかと示唆している。アラン編集長は、「クラブでラッド氏は申し分なく紳士的に振る舞った」と証言している。保守連合政治家は論評を控えており、一方、労働党政治家は、これまで「人情味のない能吏」イメージの強かったラッド党首も血の通った人間だということを示す事件だと強調している。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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