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政治 - 2007年8月04日

「連邦首相の行為はまるでヤクザ戦争」

イエマNSW州首相、ハワード首相の対州政策に不信感
 8月3日、ABCテレビの「ステートライン」番組に出演したモリス・イエマNSW州首相は、「ジョン・ハワード連邦首相は、今年末の連邦選挙に勝つために連邦政府が持つ権力を利用して残忍な州政府叩きに躍起になっている」と評した。「公定歩合はどうだ。ジョン・ハワード政権は、自分たちがやるべきことをちゃんとやっていると思えないのだが。ところが今やハワード首相は国中走り回り、教えを垂れて回るだけでは足りず、今や連邦制度をヤクザの縄張り争い(bikie gang war)のようにしているではないか。ヤクザの縄張り争いで勝つのは、残忍なことでも何でもできるもっともあくどいヤクザだ」と語った。ジョン・ハワード連邦首相は、タスマニア州北西部にある病院を州政府が医科を縮小して運営する計画を建てており、地元民が計画に反対している問題に突然介入し、年間4,500万ドルを支出して当病院を維持すると発表したばかり。その病院は、タスマニア州でも与野党勢力伯仲のブラッドン選挙区にあり、現在は自由党議員が抑えている。イエマ首相は、「ハワード首相が、自由党か労働党の安全地盤にある病院を選んで病院維持のために資金を出していればもう少し信頼する気になったかも知れないが、今回の首相の行為はまったくの選挙狙いで、タスマニアの病院運営改善にはなっていない」と批判した。また、「何が必要とされているのかを州と連邦の政府の間で明確にし、協力し合わなければならないのに、ハワード首相のやっていることは混乱と対立を創り出すことばかりではないか」と不信感を隠さない。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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