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政治 - 2007年8月12日

連邦首相が対立候補の風下に立つ

ベネロン選挙区世論調査で
 8月8日、連邦銀行は公定歩合を6.5%に引き上げることを決定した。その後に実施されたギャラクシー・ポル世論調査が、8月12日のニューズ・リミテッド系紙に掲載された。伝統的に保守的なシドニー北部ベネロング選挙区はジョン・ハワード連邦首相の安定地盤と思われていた。そこに元ABCテレビのジャーナリスト、マキシン・マキュー氏が敗北覚悟で労働党公認候補として名乗りを挙げて注目されていたが、この最新の世論調査でマキュー候補が2党選択で53%の支持率を獲得し、ハワード現役首相を引き離すという異例の現象が起きている。第一次投票でもマキュー候補支持が47%、首相支持が44%と3ポイント差だが、2党選択では6ポイント差に広がることになる。ハワード氏は1974年以来ベネロング選挙区を強固な地盤にしてきたが、選挙区境界線変更や有権者の政治傾向の変化で、労働党は2党選択で4%の得票増があればベネロング選挙区で勝てる状況になっている。現役の連邦首相が対立候補に敗れたのは1929年に一度あっただけ。労働党政権時代に大臣を務めたことのあるボブ・マクマラン議員は、ABCテレビに出演し、「マキュー候補はよく戦っているが、勝てるというのは早すぎる」と語っている。アレグザンダー・ダウナー外相は、ナイン・ネットワークで、「投票所に立てば、国民は、将来の計画もないたかだかPR会社の製品に過ぎない人物よりも、実績と知恵と内容のある指導者を選ぶだろうと信じている」と語った。しかし、同紙は、「ハワード首相は立て続けに政策を打ち出しているが、労働党優勢が変わっていない。国民はすでに首相を見限ってしまっているという見方を裏付けるものだ」と分析している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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