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政治 - 2007年8月15日

女性裁判官、連邦高裁に就任

15歳で学校を終えた後独学で司法試験合格
 8月13日、スーザン・キーフェル裁判官(53)が連邦高裁判事に任命された。女性裁判官が連邦高裁判事に任命されたのは3人目だが、現在2人目のスーザン・クレナン裁判官も連邦高裁に所属しているため、女性2人が同時に高裁判事を務める歴史的なできごとになった。フィリップ・ラドック司法長官は、「連邦高裁判事は業績だけで選んでおり、男性女性はまったく考慮の対象にならない」と、同日夕方マイケル・ジェフリー連邦総督に同氏の任命を伝えた後、報道陣に語った。スーザン・キーフェル裁判官はイアン・カリナン裁判官の後任。カリナン裁判官は9月1日に裁判官の定年年齢70歳になるため、8月末日をもって退任することが決まっている。QLD州ケアンズ出身のキーフェル裁判官は現在連邦裁判所判事だが、1971年に15歳で高校を出た後、法律事務所で秘書職についた。2年後には法律事務官の職を見つけ、間もなく司法試験に合格している。QLD州政府ウエブサイトによれば、氏は1987年に勅選弁護士になり、1993年にQLD州最高裁判事に任命され、さらに1年後には連邦裁判所判事に抜擢されている。2003年に連邦高裁判事登用が確実視されていたが、政府がジョン・ダイソン・ヘイドン裁判官を高裁判事に任命したため、昇進を逃している。今年末には連邦選挙が実施される予定になっており、与党保守連合が政権を失えばこれが最後の連邦高裁判事任命となる可能性も高く、置きみやげとして保守傾向のキーフェル裁判官を送り込んだと評されている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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