各州政府がインフラ投資増強
確定プロジェクトが記録的な金額に
アクセス・エコノミックスによると、各州がインフラストラクチャ投資に大きく予算を割いており、確定しているプロジェクトだけでも総額が1,722億ドルに達したとされている。アクセスの最新投資モニターでは、プロジェクト予算額が2007年第2四半期中に192億ドル増加し、2006年同期比較で373億ドル増加している。8月14日、中立的な予測筋は、「インフラストラクチャ投資の急増は、主に各州政府の年度末前の駆け込み配分によるもの。特に今年はQLD州のインフラストラクチャ投資が群を抜いており、続いて、NSW州やWA州もインフラストラクチャ投資では強い傾向を見せている」と語っている。各州の予定支出も加えて、検討中も含めたプロジェクトの予算総額は2007年第2四半期には70億ドル伸び、3,326億ドルに達している。ただし、アクセスによると、民間の新規プロジェクトにはそれほどうれしい話はなく、2007年第2四半期に市場に現れた新規プロジェクトはわずか46件とこの6年間で最低の数字になった。アクセスは、「民間プロジェクト投資の低迷は、オーストラリアの遠隔地では熟練したエンジニアや建設労働者などが足りず、このようなサプライ・サイドの限界によるものかもしれない。また、他の地域では豪ドルの高騰が大きな要因となって地域の経済活動を阻害しており、投資能力にも足かせがかかる状態になっていると語った。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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