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政治 - 2007年8月15日

ハワード・コステロ権力争いに新材料

2005年のコステロ夕食会談話
 与党自由党平議員の中には、「今年の連邦選挙に勝つためにジョン・ハワード氏はぜひとも引退を」と希望する者もおり、ウイルソン・タッキー議員は明確にその意見を表明している。また首相後継者と目されてきたピーター・コステロ財務相は何度か下克上を企て、その度にハワード氏への忠誠を誓わされてきた。8月14日、ABCテレビの7:30レポートで、2005年3月にコステロ財務相が夕食会の場で何人かのジャーナリストに、オフレコとして、「2006年4月までにハワード氏には首相辞任してもらいたい、もしハワード氏が辞任しなければ、財務相から平議員に退き、ハワード氏のリーダーシップを打倒し、自ら党首に返り咲くつもりだ」と語ったとされている。また、「次の選挙は、ハワード首相では勝てない。私なら勝てる。彼では勝てない」とも語ったとされている。ABCテレビのジャーナリスト、マイケル・ブリッセンドン氏は、「当時、談話は報道されなかったが、私はメモを取っておいた」と語り、「コステロ財務相が、『ハワード首相では勝てないと言ったことはない』と2度も否定したため、2005年3月のコステロ談話を公開することを決心した」と語っている。コステロ財務相は、ナイン・ネットワークの質問に答えて、報道内容を否定し、当のジャーナリストの虚言さえほのめかした。労働党財務担当ウエイン・スワン議員は、「コステロ氏は嘘をついていると指弾されているのだが、釈明しないのか? ABCテレビの報道が事実なら、財務相と首相の協力関係は修復不可能なところまで破綻しているというべきで、一国の政治を担えるものではない」と語っている。コステロ氏は今回もハワード首相への忠誠を誓った。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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