連邦政府派遣の調査団を撃退
NTアボリジニ・コミュニティ
8月13日、北部準州アーネム・ランド北東部の先住民族グループのイルカラ・コミュニティは、ジョン・ハワード首相とマル・ブラフ先住民族問題相の「アボリジニ・コミュニティの児童性虐待」介入政策に伴い、連邦公務員と連邦警察官で構成され、豪軍兵士の支援を受けた調査団との話し合いを開き、「何度も同じ質問に答えることがいやになった。マル・ブラフ大臣と直談判したい」として、調査団の作業を拒否した。同様の調査団は北部準州各地のアボリジニ・コミュニティを訪問調査している。イルカラ・カウンシルのエイドリアン・ロータ調整員は、「コミュニティのメンバーが、調査団に退去を指示し、今度来る時はマル・ブラフ大臣を連れてくるようにと伝えた」と語り、「調査団を組織というなら、彼らは自分たちの仕事の内容を理解していないし、地元先住民族調整センターに話を入れていない。ここの地元民は話の分からない下級職員を相手にすることにはうんざりしており、政府トップ官僚と話したがっており、マル・ブラフ先住民族問題担当大臣との話し合いを何度も要求したが、ブラフ氏は、アボリジニを疫病のように避けている」と苛立ちを隠しきれない。調査団を支援している豪軍の「緊急対策タスクフォース」のデビッド・チャーマーズ司令官は、「調査団は、予定通り地元民とのバーベキューでイルカラに滞在し、何人かと話し合ったが、地元民の間には連邦政府のやり方に対して怒りがたまっているのは確かだ」と証言、今後もイルカラとの協力関係を追求すると語っている。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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