職場協定契約公正テストにバックパッカー雇用
「訓練不足のまま書類を審査」と労働党
8月16日、野党労働党の労使関係担当ジュリア・ギラード副党首が、「連邦政府は、導入した豪職場協定(AWA)下で労働者に不利な労働契約が押しつけられることを防ぐため、2007年5月に、法を修正し、年収$75,000以下の労働者を保護する「公正テスト」を導入した。しかし、公正テスト審査に必要な資格を持った人員を雇っていないため、10万件の個別AWA契約書類が未処理になっている。この10万件の協定の適法性を審査するため、連邦政府は、外国人バックパッカーを含めた200人の臨時雇用に頼っている。この200人は、たった6日間の訓練を受けただけで書類審査の作業に入ったとしている。ギラード副党首は、報道陣に、「公正テスト審査のために募集した臨時人員を乗せたバスが毎朝市内エリザベス・ストリートから出発し、ノース・ライドに借りたスペースまで走っている。連邦政府のAWA宣伝TVコマーシャルに出演し、「公務員が特定政党の政策宣伝をすることは倫理綱領に反する」と論議を呼んだバーバラ・ベネット職場監督局局長は、公正テスト書類審査のために260人の契約人員を募集したことを認め、「10%から15%がワーキング・ホリデー・ビザの旅行者だ」と声明を出している。また、契約人員は6日間の訓練を受けたが、直接職場協定の公正テスト判断に携わっていないと述べている。ギラード副党首は、「実際にこのセンターで作業した人々から連絡を受けている。外国人も多いが、オーストラリアの労使関係制度に何の経験もない人たちにアウォードの意味が分かるのか?」と追及している。ジョン・ハワード連邦首相は、「人間をその出生地で区別するのは非常に悪いことだ」と語った。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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