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政治 - 2007年8月23日

財務相、選挙前の大盤振る舞い否定せず

保守連合政府の経済能力評価に翳り
 財務相が2006年度の財政黒字が記録的な173億ドルに達したと発表したのと時期を同じくして、8月21日のニューズポル世論調査が発表され、常々ジョン・ハワード連邦首相が誇っている「経済運営能力」に対する有権者の評価に翳りが出ていることが分かった。経済と国防は、保守連合が労働党より優れていると自他共に評価してきた唯二の分野だが、世論調査の結果は、ハワード氏の経済能力評価が6%ポイント下がっていた。しかし、ピーター・コステロ財務相は調査結果を笑い飛ばし、「豪経済はこれまでになく好調だ。これは長年国民が一致して努力してきた成果だ」と語った。しかし、世論調査は相変わらず労働党の圧倒的リードを示していた。コステロ財務相は、選挙狙いのばらまき戦術がインフレと利上げの圧力を増大させるのではという質問を否定し、「政府は黒字予算で進んでいる。引き出すよりもっと貯蓄しているのだから。960億ドルあった赤字をゼロにした上で黒字に変え、しかもフューチャー・ファンドに閉じこめたから大丈夫だ」と語った。しかし、労働党のリンゼー・タナー議員は、「政府は鉱業ブームから流れ込んでいる税収を浪費しており、しかも長期的な将来計画を持っていない。教育やブロードバンドのように長期的な繁栄の牽引力に正真正銘の改革を加える時があるとすれば、今こそその時だ。しかし、10年以上にわたって大学をうち捨ててきた後では今更高等教育資金もそらぞらしい。保健にしても同じだ。新しい保健資金も医療制度の総経費からみれば小さな額だ」と政府のばらまき政策を批判している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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