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政治 - 2007年8月01日

連邦政府、TAS州立病院に介入を示唆

保健問題でもハワード政権が州政府に挑戦
 8月1日午前、TAS州を訪れたジョン・ハワード連邦首相は、州政府がデボンポートのコミュニティ病院を縮小しようとしていることを取り上げ、「地元民は非常に憤慨している。住民は病院が住民の健康を守ることを望んでおり、どの政府が病院を運営するかなどということは気にしていない。また、州政府が適切な行政サービスを行えない場合には連邦政府の大幅な介入を望んでいる」と語り、さらに、「そのため、私は今日タスマニア州北部のデボンポートを訪れ、7万人の住民の健康を守っている公立病院を維持するため連邦政府が資金を出すことを宣言する」と語った。問題の病院はデボンポートに近いラトローブにあるマージー・コミュニティ病院で、1995年に前自由党州政府が民間に売却した施設を2004年に現労働党政府が買い戻した。ポール・レノン州首相スポークスマンは、「病院経営について、連邦政府から一度も何の話もなかった。ハワード首相が何をどうするつもりか詳細を読めば、州政府も的確な対応ができるだろう」と語った。豪医師会(AMA)は、州政府が医師会に相談せず保健制度を改革しようとしていることに反対し、州北部の医師に喪章を付けて仕事をするよう呼びかけていた。モリス・イエマNSW州首相は、ハワード首相の突然の介入意思表示を「選挙目当てのナンセンスな計略だ」と批判し、「連邦政府自身、州との保健合意事項を破っているではないか。タスマニア州のたった一つの病院で問題が起きただけで、選挙に近づいた途端に突然連邦政府が州政府を押しのけて病院経営を直轄すると言い出したわけだ」と語っている。また、ハワード政権が何かにつけ州政府の問題に介入するようになったのは憂慮すべき傾向だ。およそすべての部門で同じことが起きている」と警告した。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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