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政治 - 2007年9月10日

馬インフルエンザ補償をめぐって連邦州対立

ここでも連邦・州対立
 9月9日、ジョン・ハワード連邦首相は、馬インフルエンザ(EI)蔓延で影響を受けた馬匹業界に1億1,000万ドルにのぼる補償パッケージを発表し、NSW州とQLD州に対しても同様に経済的援助を行うよう呼びかけ、「競馬業界から巨額の利益を得ているNSW州とQLD州が、これまでEIの打撃を受けた産業に対して実効的な援助を拒否していることは残念なことだ」と、週恒例のラジオ番組で発言した。首相発言に対して、9月10日、NSW競馬担当大臣のグレアム・ウエスト氏が反論を挙げ、EI蔓延の責任は連邦政府にあるとして、「NSW州政府は以前から明らかにしているが、EIは外来病であり、検疫は連邦政府の所管事項である。連邦政府が責任を認め、補償パッケージを発表したことは喜びに堪えない」とABCラジオに語った。また、NSW州政府はその責任範囲で競馬を再開するために最大限の努力を払っているとして、ウォーウィック・ファーム競馬場が同競馬場の厩舎の馬だけでレースを再開したことに言及した。しかし、NSW競馬会のピーター・ヴランディス理事長は、州政府が救援金を出さないことを強く批判し、「州政府は競馬から年間1億5,000万ドルを吸い上げている。その金を失いたくないはずだ。失えば道路や病院の財源がなくなるのだから。州政府が連邦政府の用に金勘定に利口なら問題なく救援資金を出し、貴重な財源を保護したはずだ。しかし、これまでのところ州からは何の音沙汰もない」と語った。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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