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政治 - 2007年9月12日

ハワード首相、断固退陣拒否

与党幹部、党首交代をあきらめる
 9月11日、あらゆる支持挽回策がことごとく失敗に終わったジョン・ハワード連邦首相は、これまでの戦術の誤りを認めたが、自由党党友に対しては、「選挙前に私を追い出そうとする者は、一戦を覚悟した方がいい。私は戦いから逃げたことがないが、今度も決して逃げない」と玉砕宣言同様の意思表明を行った。また、世論調査も社会全体の雰囲気も労働党の圧勝が確信になりつつあるが、ハワード氏は、「まだ選挙に勝てる。ここで党首争いをすれば自由党が弱体化する」と警告した。自由党内にはハワード氏の退陣を望む声が高いとされているが、実際に発言する者はわずかしかいない。アレグザンダー・ダウナー外相とマルコム・タンブル環境相が首相退陣要求したという噂も本人たちが否定し、トニー・アボット保健相のようにハワード氏に忠誠を誓う閣僚も多い。アレグザンダー・ダウナー外相は、世論調査で支持率差が18ポイントに広がったことが明らかになった後でハワード首相と会談したが、保守連合を率いて選挙戦に臨むにはハワード氏が最適だという結論に達したと語っている。1980年代に党首交代劇でハワード氏を支持して成功させたジョン・バルダー氏は、「自由党が選挙に負けるのは明らかだ。首相は利己的で自分の理解だけで動いている」と手厳しく批判した。12日午前にも与党閣僚会議が開かれたが、首相の続投を決めた。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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