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政治 - 2007年9月18日

防衛省、女性兵士の豊胸手術経費を負担

「兵士の精神健康のために必要」と説明
 9月16日付ニューズ・リミテッド系紙は、海軍が、25歳と32歳の女性海軍士官の豊胸手術の経費としてそれぞれ1万ドルずつを負担したと報道した。手術を行った形成外科医のコウロシュ・タバコリ医師は、「二人の士官は、精神健康を手術の理由としていた」と語り、「海軍もその事実を知っており、経費を支払った。しかし、医療上の理由で豊胸手術が行われた例を他に知らない」と語っている。豪防衛省スポークスマンのアンドリュー・ニコリック准将は、「純粋に美容的な手術に対して経費を負担することは防衛省の方針に反するが、精神的理由であれば場合によっては認められる。軍隊の人員をセクシーにするために税金で豊胸手術を行ったという報道は、間違っているだけでなく、国防のために尽くしている軍人に対する侮辱だ。医療行為を受けなければならない医学的または歯学的理由があるとか、心理的精神的原因から心身衛生問題が起き、そのために軍役不適格とされるようなことがあれば、その治療は防衛省の方針に照らして手術の必要性を判断する」と語っている。ブレンダン・ネルソン防衛相のスポークスマンは、美容上の理由で手術を受けた軍人兵士に関する統計は来週にならないとまとまらないと説明している。野党労働党の国防担当ジョエル・フィツギボン議員は、「今週に議会で政府にこの問題について質したい」と語り、「事実説明を見る限り、豊胸手術を税金でまかなうというのは疑問のある行為であり、まったく思いがけないできごとだ。いかに政府が国民の現実から遊離しているかを示すものと言わざるを得ない」と語った。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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