アラン・ボンドの名誉毀損訴訟門前払い
南ア鉱山会社との関係を書かれ
波乱に満ちた活動で知られる起業家アラン・ボンド氏は、氏と南アの鉱山企業との関係を書いたジャーナリスト、ポール・バリー氏を訴えていたが、連邦裁はこの訴えを却下した。ボンド氏と氏がコンサルタントを務めるレソト・ダイアモンズ・コープ社は、2007年6月にサンデー・タイムズ紙が掲載したバリー氏の「ボンド-10億ドルの男」と題した記事が誤解を招き、読者を欺く内容だと主張、7月にパースの裁判所に訴えを出していた。ボンド氏とレソト社は、現行法下ではレソト社がバリー氏を名誉毀損で訴えることはできず、代わりに取引慣行法違反で、バリー氏と氏の記事を掲載したニューズ・リミテッド社、ニューズ・ディジタル・メディア社、ネーションワイド・ニューズ社を訴えた。しかし、同法は、ニュース記事に関して、誤解を招くとか読者を欺く内容だとする訴訟からジャーナリストと報道機関を保護している。9月初め、被告団の弁護人が、「バリー氏は法律で保護されている」と主張、訴訟却下を要求していた。連邦裁のロバート・フレンチ判事もこれを支持、「フリーランスといえども、その記事が報道機関に掲載された場合には同法の適用を受ける。もしこのような保護がなければ、記事に関して常に訴訟の危険にさらされる」とした。一方、ボンド氏の弁護人、マーティン・ベネット氏は、「私の依頼人は、ジャーナリストの記事について正確さを要求しているだけだ」とした。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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