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政治 - 2007年9月24日

「すべての州都に脱塩淡水化施設を」

コステロ財務大臣が提唱
 9月21日、ピーター・コステロ財務相は、渇水に悩む都市すべてが脱塩淡水化施設を持つことを提唱している。WA州のパースにはすでに施設があり、もう1施設の建設が計画されている。シドニーは建設中、メルボルンも近隣地区に施設を提案している。しかし、コステロ財務相は、ABCラジオに出演した財務相は、「州都はどこも水不足に悩まされている。解決するには脱塩淡水化しかない」と語り、「VIC州には一つもない。アデレードにもないが、おそらくもっとも深刻な渇水で、マレー川の水源に頼っている。中東は全域が脱塩淡水化に頼っていると語り、さらに水製造には脱塩淡水化は実績のある機能だ」としつつも、イオン交換脱塩淡水化には莫大なエネルギーが必要になることを認めた。連邦労働党は、2007年初めにコステロ財務相が「都市渇水問題は州政府の責任だ」と語ったことを取り上げている。豪自然保護財団(ACF)は、オーストラリアの水問題解決策として、脱塩淡水化は万能薬ではないとした。「政府は、節水と下水再処理水の分野にもっと投資すべきで、脱塩淡水化は最後の手段と考えるべきだ」としている。また、「オーストラリアが水不足に襲われている大きな理由は、われわれが温室ガスを大量に出していることが原因だ。だから、全ての州都にエネルギー集中型の脱塩淡水化施設を建設することは前向きでもなければ、問題に対して長い視点で解決するものでもない」と語っている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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