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政治 - 2007年9月27日

干ばつに悩む農家に救済基金

廃業農家の転職支援金も
 9月25日、ジョン・ハワード連邦首相がシドニーで新しい農民救済基金を発表した。シドニー周辺では時折お湿りがあるが、大陸南部は依然として干ばつが続いており、不作や食料品価格のじわじわとした上昇が国民生活に響いてきている。首相は、「7億1,400万ドルの救済基金は大規模だが、我が国にはまだ負担可能な額だ」と語った。7億強の基金が今後2年間にわたり交付されれば、史上最悪の干ばつが始まった2001年以来の農家救済金は総額28億ドルにのぼることになる。救済措置もいくつか用意されており、干ばつ支援金受給資格上限農外資産額の緩和や廃業農家の転居転職を支援する廃業戦略の充実などがある。首相発表時、NSW州西部のパークスでは干ばつ危機サミットのために農民代表や地方自治体議員が集まっており、政府の発表は農民代表や自治体代表から喝采を受けた。しかし、農民代表は、地元議員や水担当副大臣ジョン・コッブ議員に、もっと必要になるだろうと釘を刺した。全国農民連合(NFF)のデビッド・クロンビー会長は、「政府が正面から干ばつ問題に取り組む気になってありがたい。救済対策は未曾有の危機に対する未曾有の取り組みだ。この干ばつで危機に陥っている様々な利害を考えれば適切な対策といえる」と語っている。また、この干ばつでオーストラリアの経済成長は0.75%引き下げられており、160万人分の農業関連雇用が危機にある。この危機に正しく取り組むことが最優先課題だ」としている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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