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政治 - 2006年8月09日

移民法改正案難航の見通し

送還されたアフガン難民9人が殺害
 厳重な国境警備と同時に人権に配慮した公正な適用を求める自由党議員は、ジョン・ハワードの強権的な改正案に反対しているが、改正案上程の時期に合わせたかのように、これまでに申請を却下され、強制送還された40人の元難民申請者に面接調査したエドマンド・ライス・センターの調査報告が発表された。報告書によれば、アフガニスタンに強制送還されたうちの9人がこれまでに殺害されている。クリスマス島とナウルの収容所で16か月過ごし、「アフガニスタンに戻れば殺される」と訴えていた難民申請者アブドゥルさんは、強制送還4か月後にアフガニスタンの自宅に手榴弾を投げ込まれ、6歳と9歳の二人の子供を殺された。同センターは、殺害された者以外にも暴力を受けたり投獄された者もおり、既に実施されているオーストラリア領外の難民収容所の制度が、本来オーストラリア国内に収容されている場合に受けられる様々な権利を難民申請者から奪っていると批判しており、改正案が通過すれば難民申請者の救済がさらに難しくなる。難民保護団体や緑の党では国の独立機関による調査を要求している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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