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政治 - 2006年8月28日

空港のセキュリティは現状で十分

連邦政府が発表
 8月上旬、イギリスで10機以上のアメリカ行き旅客機を液状の爆発物で爆破する計画が暴露され、イギリスとアメリカでは持薬とほ乳瓶を除いて、液体の持ち込みがいっさい禁止されるという事態になっている。オーストラリアの連邦内閣国防委員会でも国内の空港の警備について検討してきたが、イギリスやアメリカ並みの警備は不要と判断した。また、オーストラリアは、テロリストの脅威もイギリスより低く、空港セキュリティはイギリスより優れていると結論を出した。ウォーレン・トラス運輸大臣スポークスウーマンは、「国防委員会は先週この問題を討議し、現在の警備体制の再審査も行なったが格別何も問題はなかった」と語った。連邦政府の発表を報道したシドニー・モーニング・ヘラルドによれば、イギリスの事件では液状爆薬として過酸化水素 (市販オキシフルは過酸化水素水溶液) を原料とする化合物が用いられたが、この物質はオーストラリアの空港に備えられている装置で検出できる。ランダムな爆薬痕跡物質の塗抹検査はこれからも任意体制で続けると説明されている。オーストラリア国土防衛研究センターのアソル・イエイツ所長は、「この装置は空港警備の中でも比較的小さく扱われており、絶対確実というわけでもない」と論評している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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