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政治 - 2007年3月18日

「議員選挙候補者全員に麻薬検査を」

フレッド・ナイル議員が提案
 先日、イスラム系移民受け入れ停止を提案したキリスト教民主党のフレッド・ナイル議員が、3月16日には、NSW州議会議事堂で異様な記者会見を行ない、「来週末のNSW州選挙投票日前に、鉄道運転士や警察官などの公務員と同様、議員選挙候補者をランダムに麻薬検査すべきだ」と声明、自発的に麻薬検査を受けたことを明らかにした。ナイル議員は、数人のキリスト教民主党候補者を同伴して記者会見に現われ、唾液の麻薬検査を受け、合格した、「候補者全員が完全に麻薬と無縁でなければならない」と語った。ナイル氏の提案は、緑の党候補者が、「麻薬の個人使用所有の合法化」という政策に対応して出されたもの。ナイル議員は、州緑の党のリー・リアノン党首を麻薬使用者とはしなかったが、「他に麻薬を乱用している政治家がいる」疑いを明らかにし、「名指すことはできないが、マリファナなどを無害なドラッグとして合法化を呼びかけている政治家がいれば、推論として、その政治家が自らマリファナを使っている可能性がある。リアノン議員は、麻薬検査を受けてもいいと語っているが、緑の党の中にマリファナを使っている者が一人もいなければむしろ驚きだ。しかし、私は証拠を握っていない」と語った。ナイル議員は、唾液を採取した綿棒を独立した検査機関に提出した。検査では過去2、3日にアルコールや違法薬物を使用したかどうかが分かる。州議会ただ一人の民主党アーサー・チェスターフィールドエバンス議員は、「私は何も隠さなければならないことをしていないが、全候補者に麻薬検査をすることは支持できない。私は麻薬をたしなまないし、民主党の候補者の自己申告を信じる」と反論している。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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