怪文書の陰に自由党あり
ローリー・オークス証言
9月23日付ニューズ・リミテッド系紙は、「連邦政権内で既婚者で子供もいる男性閣僚がゲイ・バスハウスに通い、政界の他の男性にセクハラし、スタッフと寝た」という怪文書が流通していると報道した。先週にはケビン・ラッド労働党党首の14年前のカルテが政府側の手に渡り、政府側が、ラッド氏が14年前に心臓の治療を受けていたことを取り上げ、「このような者に国政を任せられるのか?」という個人攻撃を展開したばかり。ニューズ・リミテッドのジャーナリスト、グレン・ミルン氏は、閣僚私生活暴露の怪文書は「労働党筋からではない」と言明。活発化している連邦政界の組織的中傷問題をジュリア・ギラード副党首にインタビューしたベテラン・ジャーナリスト、ローリー・オークス氏は、対談の中で、「私も閣僚私生活怪文書を受け取った。文書は自由党から出たものだ」と明らかにした。ギラード副党首は、「私の知る限り、労働党内にこのような怪文書に関わった者はいない」と語った。また、ハワード閣僚の一人が、ギラード副党首自身に関する怪文書をフェアファクス系ジャーナリストのジェイソン・コウトソウキス氏に売りつけようとした事件に言及した。政治家の金銭記録を漁っている会計士やジャーナリストが大臣室に呼ばれて怪文書を受け取ったという話はいくつも知っている。何も関与していないと主張する人たちがいるが、まったく信用されていない」と語った。トニー・アボット保健相もジョン・ハワード首相も、「今回の選挙が激戦になることはよく認識しているが、自由党は組織的中傷などに関わっていない」と否定している。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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