ハワード、APEC閉幕を宣言
各国首脳との再開を誓う
9月9日、オーストラリアが主催した国際首脳会議としては最大規模のAPECが最終日を迎え、ジョン・ハワード連邦首相はが閉幕の挨拶を行い、各国首脳に次回APECサミットでの再開を誓った。ハワード首相の将来的展望はそれほど明るくはないが、総督邸の前庭で、20か国の大統領、首相のAPEC参加に感謝の言葉を述べた。ハワード氏は、2007年に入って支持率が低迷し、野党労働党に10ポイントから20ポンド近く引き離されており、現在も引退するか、または今週中にでも連邦選挙を発表すると見られている。アジア太平洋経済協力(APEC)サミットは、税金から3億ドルを計上し、太平洋沿岸国21か国の首脳や経済人を集めて各国の共通する話題について話し合う。今回のAPECでは、暗礁に乗り上げているWTOドーハ・ラウンド交渉再開を提唱し、アジア太平洋地域の自由貿易圏を検討する計画を発表し、その他にも、テロリズム、疫病、食品汚染、エネルギー確保、自然災害などについて協議した。また、APECを制度として強化し、専門化することも合意し、少なくとも今後3年間は加盟国を制限することにも合意した。このことは、現在APEC加盟を盛んに働きかけているインドが少なくとも2010年に日本で開催されるまで待たなければならないことになった。2008年の会場はペルー、2009年がシンガポール、2010年が日本、2011年がアメリカ、2012年にロシアで開催されることになっている。ハワード首相は、各国首脳だけでなく、シドニー市民にも会期中の警備で市民生活にかなりの不便を来したことを謝罪するとともに、市民の協力にも感謝の言葉を述べた。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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