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国際 - 2007年9月10日

日米豪3か国会談、インド参加を視野に

中国は「4か国包囲同盟」と神経尖らせる
 APEC会期中の9月8日、安倍晋三首相、ジョージ・ブッシュ米大統領、ジョン・ハワード連邦首相が非公式朝食会の席で3か国合同戦略を話し合い、世界最大の親米国インドと西側諸国との関係をさらに強化する方途を探ることを決めた。また、最終日9日には安倍首相とハワード首相が会談し、3月に締結した安保協定を基礎に具体的な戦略を話し合った。オーストラリアは中国に対して、3首脳会談は、中国の影響力が世界中に広がることを抑える意図を持ったものではないとしているが、首相のスポークスマンは、「日米豪3か国は、インドがアジア太平洋地域で役割を拡大し、3か国との関係を強化することを歓迎する。また、中国の経済成長は好ましい展開であり、正しくコントロールすれば地域にとっても重要なチャンスとなる」と語っている。中国にとっては、日米豪の3か国が中国の影響力をコントロールしようとしていることを別にしても、中国にとって長年のライバル、インドとの関係強化を3か国が望んでいることにも不興を感じずにはいられないはず。アレグザンダー・ダウナー外相は、「インドに関してはかなり話し合われたし、楽観的に見ている。またインドとの関係強化も話し合われた」としているが、戦略会談でインドを包含することは当面の課題ではないとしている。また、APECが今後しばらくはインドを加盟させることは考えられないと語っている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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