豪ドルが23年来の高値を記録
10月8日、豪ドルは一時90米セントを超え、90.06米セントの高値を記録した。豪ドルがこのような高値を記録したのは23年振り。ニュージーランド銀行のダニカ・ハンプトン氏は、こうした豪ドル高は、先週金曜日に発表された米労働省の報告書で、米経済が好調であることが示されたためだと語る。ハンプトン氏は「同報告書によると、米国景気後退の可能性は低い。そのため投資家心理が上向きになり、リスク選好度が回復した。これによりキャリー・トレードの需要が高まったことが、豪ドルが90米セントに達した主な原因」と語った。
このような豪ドル高を受けてコステロ財務相は、豪経済にとって豪ドル高は「複雑な状況」と述べ、輸入品の価格が下がる一方、「我々が本当に望むのは輸出で競合すること。経済的観点から言えば、豪ドル高は輸出企業にとって不利であり、経済成長をある程度制限することになる」と語った。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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