新連銀総裁にスティーブンス氏

　ピーター･コステロ連邦財務相は8月1日、豪州連邦準備銀行（中央銀行＝RBA）の新総裁にグレン･スティーブンス副総裁を任命したと発表した。1996年以来1期半務めたイアン･マクファーレン総裁の後任として、9月18日に就任する。スティーブンス氏は80年にRBAに入行、2001年から副総裁を務めていた。
　コステロ財務相は、「96年からの10年間、年平均3％の経済成長を維持するとともにインフレ率を年平均2％に抑えてきた豪州経済は、世界のほかの国から羨望のまなざしで見られてきた」と語り、退任するマクファーレン総裁の成果を賞賛した。
　なお、副総裁の後任人事は白紙のままで、しばらく空席となる見込み。（AAP）