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経済 - 2006年8月19日

カンタス航空、サーチャージ値上げ

石油価格高騰のあおり
 カンタス航空が航空燃料コストを乗客に転嫁する「オイル・サーチャージ」を導入したのは2004年5月。当時の原油価格は1バレルあたりUS$40だった。現在、原油価格はバレルあたりUS$70前後で推移している。それに伴い、航空燃料価格も以前の1バレルあたりUS$44が現在では1バレルあたりUS$90と倍増している。それを受けてカンタス航空ではオイル・サーチャージをこれまでの倍近い額に改定した。まず、イギリス、ヨーロッパ路線は直行便で$98から$185に、2区間乗り換え便で$196に、アメリカ、カナダ、南米、南アフリカ、インドが$98から$145に、アジア、太平洋、ホノルル路線が$98から115に、ニュージーランドが$56から$65に値上げされた。カンタス航空のジョン・ボーゲティ氏によれば、値上げに伴い従来の区間制を改め、新しく4段階の距離制を採用した。「従来は区間ごとに徴収していたが、新しい距離制ではいくつ区間を通過しても最終目的地が同じであれば同じサーチャージ額を徴収することになった」と説明している。国内航路のサーチャージは、4月改定のまま据え置かれている。低運賃を謳い文句にしているバージン・ブルー航空は、現在のところサーチャージ値上げの予定はないが、原油価格にはつねに眼を配っていると説明している。また、17日の発表では2005年度は燃料コストが45%も増大して29億ドルに達し、同年度純益は30%減の4億7950万ドル、2006年度には燃料コストは39億ドルに達すると予測されている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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