自動車部品メーカーの危機
救済の話し合い不成功
ビクトリア州の自動車部品メーカー、エイジャックス社の救済をめぐって、自動車メーカーと管財人の間で話し合いが進められていたが具体的な対策が出ないまま話し合いが打ち切られ、21日早朝、エイジャックッス・エンジニアド・ファスナー社の従業員に伝えられた。エイジャックス社は特殊加工のナットやボルトを製造し、同社のナットやボルトは、200種類の自動車部品に使われている。同社は自動車メーカー側に部品を在庫しない「ジャスト・イン・タイム」体制で顧客が必要とする時に必要とする数量の部品を供給していた。自動車メーカーとエイジャックス社の従業員は同社の買い手が見つかるまで6か月のパッケージで事業を続けられることを希望していた。同社従業員189人は18日に一時帰休を告げられていたが、事業再開が決まった場合直ちに生産再開ができるよう、週末も無給で工場に詰め、炉や設備の管理を行っていた。同社の閉鎖決定により、部品の供給を受けていたフォード社やホールデン社でも併せて1万人近い従業員の一時帰休が始まる可能性がある。ホールデン社スポークスマンは、「今日一日は生産を続けられるが、その先のことは今すぐにははっきりしない」と語っており、フォード社は、「ファルコンやテリトリーは水曜日まで生産を続けるだけの部品がある」と語った。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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