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コミュニティー - 2007年1月14日

NSW、シドニー大学で新アボリジニ言語コース

オーストラリアン・アイドルのケーシー・ドノバンも参加
 NSW州北部海岸地域のアボリジニ語「Gumbaynggirr」の教師、ケン・ウォーカー氏は、「オーストラリア先住民にとって、たとえ成長してからでも先住民族の言語を習得することは失っていた文化との絆を回復し、帰属意識と幸福感を芽生えさせることができる」と語っている。1月15日からは、シドニー大学のサマー・スクールのコースとして初めて先住民族言語集中講座が2講座開かれ、2004年のオーストラリアン・アイドル優勝者のケーシー・ドノバンや元民主党上院議員のエイデン・リッジウェー氏も大勢のアボリジニやヨーロッパ系オーストラリア人に混じって受講する。ウォーカー氏は、各地のアボリジニがそれぞれの母語を回復するよう奨励したいとしている。「自分の属するグループの言語を学び直すことは新しい体験であり、新しい世界が広がることであり、今まで気づかなかった自分の文化に気づくことだ。自分の属するグループの言語が今でも生きていることを知らなかったという人は多い。私達がその言葉を話してみせると、誰でも有頂天になる」と語っている。今回の講座は「Gamilaraay」語と「Gumbaynggirr」語だが、200余年前、大陸全土で270の言語があり、方言は500を数えた。またNSW州地域には70の言語があった。先住民族の文化が失われていくことを恐れた長老達が言語を録音し、知識を伝えていく作業を始めており、一定の成果を見せ始めている。コースは1月15日-19日、クーリ・センターで開講。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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