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コミュニティー - 2007年1月13日

牧場主、アルプス地域の放牧禁止に反逆

1851年以来の放牧権を盾に
 NSW南部からVIC州北部にかけての山岳地帯は国立公園指定も多く、生態系保護を理由に次第に放牧、レジャーなどの利用が締め出されてきており、「スノウィー・リバーの男」のような山野を馬で駆けめぐる場面は郷愁の中にしか残されていない。VIC州政府は、特別調査委員会を設立して調査に当たらせた結果、アルパイン国立公園内での放牧は公園や水系を破壊しているとして公園内の放牧を禁止したが、州有林保護地区内での放牧は従来通り認めている。しかし、1851年以来代々酪農を営んできた農夫フィリップ・マガイア氏は、「禁止は違法。放牧のライセンスは2007年6月30日まで有効」として、1月10日、150頭の牛と仔牛を率い、州北東部のバンダラ川とコバングラ川に挟まれた南部ボゴン高原に移動した。マガイア氏は1993年に7年の放牧ライセンスを交付されたが、手違いで2000年ではなく1999年に更新された。そのため、帳簿ではマガイア氏のライセンスは2006年6月に失効している。マガイア氏は、放牧は国立公園の12%の地域を占めているだけで環境に大きな害はないと語り、ビクトリア公園局は、高原地帯には20万頭の鹿が野生化しており、その害が大きいとしているが、ジョン・スエイツ環境大臣兼州首相代理は、「法は法。マガイア氏は禁止に裁判で争う権利があるし、法的措置を執るのは公園局か持続性・環境省の決めること」と語った。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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