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経済 - 2007年3月16日

タスマニア州の製紙工場計画立ち消えか

不安定な見通しに企業が見切り
 タスマニア州北部に15億ドルをかけた製紙工場の建設計画を州政府に提出していたガンズ社は、3月14日、政府の計画評定手続きが不透明であり、認可予定が立たないため、計画書を取り下げた。3月15日、同社は、豪証券取引所(ASE)に通知書を提出し、計画取り下げの理由を、2008年以前に資源計画開発委員会(RPDC)の認可が下りる可能性が小さいため、最終勧告の日程にまったく見通しが立たず、プロジェクトの経済的リスクが相当大きくなっているとしている。同社は、2007年7月までに結果を出すよう求めていた。同社によると、認可が半年遅れるごとに銀行への払い、財務ヘッジ、追加建設費などで6,000万ドルの負担になるとしている。また、RPDCの評定手続きそのものに反対しないが、手続きを迅速化し、2007年6月中には決定が出てくれなければならないとした。ガンズ社は、今もタスマニア州内に製紙工場を建設したいとしており、この問題を州政府に訴えた。計画中止の通知を受けたポール・レノン州政府は、15億ドルの製紙工場建設計画が中止になったとは考えないとし、緊急閣議を招集した。また、州首相は、「州内に製紙工場を持たないために原材料のチップを輸出し、雇用機会を失っている現状はバカげている。しかし、州内に製紙工場を建てる前に建設計画が政府の施行した厳格な環境保護ガイドラインを満たしていることを確認しなければならない」と語っている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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