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経済 - 2007年3月17日

連邦準備銀行は楽観せず

インフレ傾向はひとまず抑えているが
 連邦準備銀行(RBA)は2007年から2008年にかけてのインフレ率予想を、食料品や燃料費の変動が落ち着いてきたとして、2007年2月にそれ以前の3%から2.75%に下方修正していた。3月16日の日豪経済展望コンファレンスで演説した連邦銀行のマルコム・イーディ経済担当副総裁は、「2.75%でもまだ最適値より高い」と語り、今後の見通しについても浮かれることはできない、インフレは引き続き高すぎることはあっても低すぎることはないだろうとして、利上げの可能性がなくなっていないことをほのめかした。連邦銀行は、インフレ率を2%から3%を目標範囲としている。「これまでに得られた情報は、昨年インフレ率を押し上げた要因が依然として存在することを示している。ナショナル・オーストラリア銀行のエコノミストは、「この2、3週間でRBA内に量子飛躍的変化が起きたらしい」として、「今日の演説は、インフレ率の見通しに対してRBAが今も超警戒態勢にあることを示している」と反応した。今年2月、RBAのグレン・スティーブンズ総裁は、「労働市場が売り手相場になっており、賃金上昇を招いている。必要とあれば、たとえ選挙年であろうと再度利上げも躊躇しない」と警告している。イーディ氏は、RBAはインフレ率を毎月追っているとしているが、2007年4月24日と7月25日の時点でのインフレ率が利上げの見通しを決めることになる。多くの持ち家購入者が、これまでの度重なる利上げに大きな影響を受けており、2004年に、「保守連合政権は公定歩合を低く抑えることができる」と公約して当選したジョン・ハワード現首相も、今年2007年末に予定されている連邦選挙で公定歩合が選挙の焦点のひとつになることで苦戦すると見られている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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