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政治 - 2007年3月03日

キャンベル連邦福祉サービス大臣辞職

労働党の「毒蛇」バークとの20分の面会で
 WA州の腐敗犯罪調査委員会は、ブライアン・バーク元州首相が自ら経営する企業のために、WA州、連邦政治家に違法な働きかけをしていた問題を追及しており、それに関連して州政府では3人の閣僚を罷免したが、問題はそれに終らず、さらに次期連邦首相の座を狙うケビン・ラッド連邦労働党党首が2005年に3回バーク元首相と面会していたことを明らかにした。支持率が低迷していた政府はこれを奇貨として総攻撃をかけていたが、2月3日になって、福祉サービス大臣のイアン・キャンベル上院議員も、バーク元首相と20分にわたり同席したことをジョン・ハワード連邦首相に伝え、長時間にわたり話し合った後、首相に対して辞表を提出した。ハワード首相は、「キャンベル上院議員がバーク氏と面会した状況は、ケビン・ラッド党首のケースとは全く異なっている。キャンベル氏は、バーク氏に対して何らのひいきや支援その他の好意を求めたわけではない。しかし、バーク氏に会ったこと自体は判断の誤りであり、キャンベル上院議員はそのために高い代償を支払った」と語った。ハワード政権は1期目に7人の大臣を失っているが、その後は大臣の不始末が明らかな場合でも徹底して擁護してきた。しかし、今回は、ラッド党首のバーク氏との面会を攻撃材料として、ピーター・コステロ財務相が、「バーク氏と関わった者は誰であろうと政治的にも倫理的にも信用を落とすことになる」と大見得を切っただけに、身内からバーク氏と面会した者が出た今回の事件では果断な処置が求められたことになる。当然、与党のラッド攻撃はさらに激化すると予想される。(AAP)


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