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経済 - 2007年8月21日

2006年度財政黒字173億ドル

70億ドルをフューチャー・ファンドに
 8月21日、ピーター・コステロ財務相は、シドニーにおいて、2006年度の連邦財政黒字は173億ドルに達したと発表。2008年度予算案作成時の予想を37億ドル上回った。コステロ財務相は、この黒字から70億ドルをただちに、政治家、公務員、軍人の退職年金財源であるフューチャー・ファンドに投資するとして、「この額と、2008年5月に予定されているテルストラ株式のT3売却の第2回分割支払いの収入を合わせれば、2020年までの政治家、公務員、軍人の年金を政府予算から出さなくても十分にまかなえる額になるはず」と説明した。また、財政黒字が予想を大きく上回ったおかげで、Higher Education Endowment Fund (HEEF)にさらに10億ドルを追加することができるとしている。連邦政府は、2007年度予算案でHEEFに50億ドルの予算を計上している。その他の投資先として、2007年度末までに保健医療投資ファンド(HMIF)に25億ドルを投資する。また、2006年度予算の使い残しが20億ドルほどあると語った。さらに、実質税収が予想よりも17億ドル上回り、法人税だけでも10億ドル上回った。このように税収が伸びたのは、企業利益が好調に伸びたからだと語った。「長年一生懸命働いたおかげでオーストラリア経済が強力に発展している。この財政黒字は豪経済の発展を示すものだ」と語った。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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