40億年前のダイアモンド
WA州中西部で独と豪の地質学者が発見
地球の年齢とほぼ同じくらいの古いダイアモンドがWA州中西部のジャック・ヒルズ地域で発見されていた。発見したのはドイツのヴェストファリシェ・ヴェルヘルムス大学のマルティナ・メンネケンさんと豪国立大学のイアン・ウイリアムズさんで、豆粒より小さいダイアモンドはこれまでに発見されている最古のダイアモンドよりもさらに10億年近く古いもので、40億年以前に遡るとされている。このダイアモンドの粒は、珪酸ジルコニウムの貴石ジルコンに包まれて掘り出された。発見した二人の科学者は、「ジルコン結晶の内側に見つかったこのダイアモンドはほとんど地球の年齢と同じくらい古い。地球の地殻形成の過程を物語るものになるのではないか」としており、発見のいきさつを「ネーチャー」誌に投稿した。「ジルコン結晶はかなり硬く、熱にも強いから、地殻とマントルでどのような反応が進んでいたのかを解く手がかりが残っているかも知れない。少なくとも42億5,000万年前の比較的厚い大陸地殻と地殻マントル層の間の動きが分かるのではないか」と語っている。ジルコン結晶は、ウラニウムと鉛のアイソトープを用いて年代測定を行い、地球誕生から3億年以内に結晶化が進んだ物質の間に存在したことが判明している。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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