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そのほか - 2007年9月29日

女性の主教は憲章に反せず

豪英国教会が判断
 9月28日、豪英国教会のフィリップ・アスピネル大主教はブリスベンにおいて、「英国教会の上訴審判所は、教会の憲章に女性が主教になることを妨げる箇所はないと判断した」と発表した。2005年、同教会総会のメンバー25人が、女性主教の合法性について審判所の見解を求めていた。審判所は、4対3の過半数で女性主教の叙品は可能と判断した。ただし、女性聖職者を認めた1992年の教会律法を採択した教区で、教区の律法と憲章が女性主教を認めている場合に限るとした。また、オーストラリア国内の大教区で女性主教が可能なところはメルボルン、ブリスベン、キャンベラだけだと語っている。ただし、審判所は、「40年の歴史を持つ教会律法では、女性は、教区内の小地域を管轄する副主教にはなれない」と判断している。アスピネル博士は、「教会が優先しなければならないのは、女性主教に良心的反対を貫く信者にも聖職者が適切な対応をすることだ」として、女性主教の教区で、女性主教に反対する信者に対しては男性主教が聖務を遂行することができるように手配しなければならないと述べている。女性主教反対の訴えを出していたシドニー英国教会のピーター・ジェンセン大主教は、「この判断を下した審判所の手続きは尊重するが、問題がこのような形で解決されたことについては残念としか言いようがない」と語っている。女性主教は、1994年にイギリスで実現して以来、現在はニュージーランド、アメリカ、カナダで現役。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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