オーストラリア初のバイオディーゼル油
アジアとアメリカに向けて船積み
8月2日、現在ナチュラル・フュエル・リミテッド社長を務めるジョン・ヒューソン元連邦自由党党首は、ダーウィンのイースト・アーム埠頭に立ち、「今や代替燃料は世界各国の政府が重点にしている。この船荷はオーストラリアからのバイオディーゼル油輸出の第一陣だが、今後大きな輸出産業に発展する可能性を秘めている」と語り、また、「環境に優しい代替資源が今後主流を占めていく」と予想した。さらにジョン・ハワード連邦首相の環境問題実績を批判し、「ハワード氏は何度も何度も、気候変動対策を急ぐとオーストラリアの雇用が損なわれる。急ぐべきではないと繰り返してきたが、私には賛成できない。むしろ、気候変動対策の新技術や新しい産業の発展にこそ大きな可能性がある」と語った。また、「人々がますます環境問題を意識し、従来のエネルギー資源の価格が上がっていく今後にはグリーンなエネルギーは不可避だ。バイオ燃料というアイデアが生きる時が到来した」と語っている。ナチュラル・フュエルズ・オーストラリア社は、ナチュラル・フュエル・リミテッド社と投資銀行バブコック&ブラウンが50%ずつを出資した合弁で、ヒューソン博士は、「当社は今後世界的なバイオディーゼル会社になるだろう。どこの国でも政府は、どうやって気候変動に対応するかということに真剣になっている」と語った。北部準州政府のクレア・マーチン主席大臣は、「ダーウィン港からの船積みは、北部準州の将来に対する信任票だ」と語った。ナチュラル・フュエルズ・オーストラリアのプラントでヤシ油から作ったバイオディーゼル880万リットルが間もなく出港するが、ダーウィンのバイオディーゼル・プラントは直接間接に約100人を雇用する予定。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|
オーストラリア発最新ニュース
経済のニュース
過去の記事
|