海外からの旅行客増加
豪ドル値上がりにもかかわらず
8月3日、豪統計局(ABS)は、2007年前半の海外からの旅行客統計を発表した。統計によると、海外旅行客は前年同期比で4%増加し、270万人に達した。増加は主に中国、韓国、東南アジアなどの市場の伸びが大きいとされている。前年同期比の中国人旅行客は20%の伸び、東南アジアが11%伸びて326,000、韓国が8%伸びて133,000人となっている。ニュージーランド人旅行客も8.2%増えて521,000人、シンガポール人は8.7%の伸びで126,000人など。しかし、かつては高い数字を維持していた日本からの旅行客がじわじわと減っており、今年前半は12.8%減で277,000にとどまった。原因の一つとして豪ドル値上がりが考えられ、豪ドルの価値は2000年のオリンピック時比で80%も上がっている。連邦政府のフラン・ベイリー観光担当大臣は、「豪ドル値上がりを考えるとこれらの数字は驚くほどいい結果になっている。論議を呼んだ『So Where the Bloody Hell Are You?』が成功したのではないか。オーストラリアの素晴らしいビーチ、壮大なアウトバック、それにリラックスした暮らし方が観光客を誘っているのだと考えている。海外からの旅行客一人一人が国民の雇用につながり、中小ビジネスの発展につながっている」としている。また、中国市場が急激に伸びていると語り、「かつてシルク・ロードは中国からコンスタンチノープルまで5,000マイルにわたり富を広く分配した。現在のシルク・ロードは中国から世界の観光地にA-330で富を広くちりばめている。観光運輸フォーラム(TTF)のクリス・ブラウン理事長は、「最近の観光予測委員会の報告によると、中国からの旅行客は、2006年から2016年までの間に222%増加し、年間百万人を超えると予想される」と語った。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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