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経済 - 2007年8月08日

今年初めての利上げ決定

10年ぶりの最高記録
 8月8日、連邦銀行は、昨年11月以来初めての利上げを行った。公定歩合はこれまでの6.25%から6.5%となり、10年ぶりの最高率につけた。この利率は、$250,000のホーム・ローンを組み、標準的な変動ローン利率で契約している場合には利率が8.05%から8.3%に上昇、月の返済額が$50ほど高くなる。2007年第2四半期のインフレ率が予想外に高くなったため、エコノミストも8月の利上げを予想していたが、連邦準備銀行が予想したよりも早くやってきた。2004年連邦選挙以来5回目の利上げであり、2002年以来では9回目の利上げ、しかも2007年連邦選挙を目前に控えての利上げは世論調査で保守連合政権の支持率がじり貧に下がっている現在、ジョン・ハワード首相にとっては州政府に責任転嫁したいところだろう。利上げ決定発表に伴って連邦準備銀行のグレン・スティーブンス総裁は、「2007年第2四半期の消費者物価指数が、インフレを押し上げるような数値だったことがある。これは今後インフレ率増加があれば、これまで予想していたよりも高いところをスターティング・ポイントとする結果になる。これらのことを考え合わせて、インフレ率を中期目標と合致させるためには、もっと厳しい金融政策設定が必要だと考えられる。コモンウエルス・セキュリティーズのエコノミスト、クレイグ・ジェームズ氏は、連邦銀行は常に前向きでなければならない。「明らかに連邦銀行はインフレーションがもう少し上に行くのではないかと考え、成長を少し抑制することができると考えていることが分かる。また、これは今年年末までで最後の利上げになると誰もが信じているに違いない」と語った。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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