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経済 - 2007年8月18日

米の景気後退が豪にも影響

コステロ財務相が警告
 8月16日、ピーター・コステロ財務相は、アメリカのサブプライム・モーゲッジ市場の危機がアメリカ経済の景気後退を招くことがあれば、オーストラリア経済にも影響が出ると警告した。株価は7年ぶりに5.5%下落し、その後持ち直した。16日は証券取引所でコンピュータの不調が投資家の動揺をあおり、売りに拍車をかけた。その後、株価はマイナス1.3%まで回復したが、それでも211億ドルが煙のように消えたことになる。オーストラリア国内の動揺はアジア全域の株式市場でも感じられた。ハワード連邦首相は、「豪経済は、金融市場の衝撃に耐えられるくらいの底力はある。過剰反応しないように気をつけたいものだ」と語り、「オーストラリアの金融機関は非常に安定しており、この程度の変動と衝撃は乗り切れるはずだ。もし、(我が保守連合のような)強力な財務政策と強固な金融機関の存在がなければこの程度の状況でも動揺していたかもしれない」と語った。しかし、コステロ財務相は、ABCラジオに出演し、「豪経済は底力があるが、米経済のサブ・プライム危機がオーストラリア経済にどのような被害をもたらすかは心配だ。米経済全体に占めるサブ・プライム市場の規模は15%程度だ。これがアメリカ全体に影響し始めている。もし、消費者心情や経済活動に影響し、アメリカ全体が弱気な時期に入っていくとすれば、国際経済成長にも影響するし、オーストラリア経済にも大きく影響する」と語っている。既にオージー・ホーム・ローンズのジョン・シモンド氏のように、「オーストラリア経済は今後しばらくは荒波に見舞われるだろう」と悲観論を語る人たちもいる。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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