SBSの看板スターがSBSを提訴の構え
メアリ・コスタキディス、SBSの英語中心化に不満
1980年、民族放送専門局として発足したSBSに運営チームの一員として参加し、その後、夕方のニュース番組のプレゼンターとして20年間務め、また様々な多文化多民族行事にも司会や講演者として出席し、SBSの看板スターになっていたメアリ・コスタキディスさん(52)が、8月10日のニュースを最後に欠勤している。コスタキディスさんは病気を理由にしており、放送局管理者スポークスウーマンはできるだけ早く会って話し合いたいとしているが、SBSは、新任のショーン・ブラウン最高経営責任者は、視聴率が低迷している非英語系ニュース番組や映画・ドキュメンタリー・フィルムを縮小し、営利主義化、英語とアメリカ中心にシフトし、SBSを「儲かる放送局」に変えようとしている。コスタキディスさんは、このSBS改革に抵抗してきた一人だった。2007年1月からは、30分の世界ニュースをスタン・グラントさんと共演し、コマーシャルをはさんで1時間のフォーマットに変えられ、コスタキディスさんは、このフォーマット変更で世界ニュースの質が下がったと感じていたつされている。8月22日には、コスタキディスさんがSBSを契約違反で訴える準備をしており、メルボルンの著名な人権派弁護士ジュリアン・バーンサイドQCに依頼したと伝えられている。バーサイド弁護士は、ABCラジオに出演し、「メアリが私にこの問題を処理するよう依頼してきた。それ以上のことはコメントできない」と語った。SBS運営側は、「今後もメアリと会って話し合う用意がある。メアリの能力と献身を高く評価しており、円満な解決を望んでいる」とした。SBSでは、1月のフォーマット変更で若い視聴者を惹きつけようとしたが視聴率は下がり続けている。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
|
オーストラリア発最新ニュース
文化・芸能のニュース
過去の記事
|