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文化・芸能 - 2006年5月24日

ユダヤ博物館にメノーラー常設

 MLCギャラリーの芸術家、ジョン・カベロ氏とシドニー在住の日本人金工作家、伊藤佳子氏による彫刻作品「メノーラー(Menorah)」がこのたび、シドニー・ユダヤ博物館の聖室で常設展示物として展示されることになった。
 メノーラーはユダヤ語で「燭台」を指し、ユダヤ教の象徴的存在。通常7枝のものを言うが、同作品は6枝で、第2次世界大戦中のナチスによるユダヤ人大量虐殺、ホロコーストを記念している。虐殺と贖罪という歴史的概念への拒絶を表現しているだけでなく、現代もなお続けられる戦争による悲惨な殺戮行為に警鐘を鳴らすもの。
 また同作品の6枝は、ホロコーストで命を落とした600万人のユダヤ人や、現代社会においてもユダヤ人がいまだ持つ空虚感なども表現しているという。

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▲ユダヤ博物館で常設されることになったメノーラー (Photo: MLC Gallery, John Cabello)

■Sydney Jewish Museum
住所:148 Darlinghurst Rd., Darlinghurst NSW

Web: www.sydneyjewishmuseum.com.au
開館時間:日〜木10AM〜4PM、金10AM〜2PM、土休み


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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