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経済 - 2006年8月18日

オーストラリアの経済は上向き加減

退任するイアン・マクファーラン連邦準備銀行総裁
 「州政府の公共設備投資はまったく問題がない。それどころか公共設備のように寿命の長い資産になら借金をしてでも投資することもまったく問題がない。唯一気がかりといえば、公共設備投資は2、3年前にやっておくべきだったことだ。ただし、全体としていえば、どの州政府もこの10年間、非常に堅実な財務運営を行ってきたと思う。また、連邦準備銀行の先頃の利上げはバナナ価格の暴騰に影響されたものだという噂を一笑に付し、「バナナの価格くらい知っているし、バナナ価格が現四半期の消費者物価指数に何の影響も持たないことも知っている。また次四半期にはバナナ価格が消費者物価指数を大きく引き下げるかもしれないということも知っている。そんなことはサイクロンがバナナ畑を襲った瞬間に分かることだ。私たちは何年もインフレを分析し、表面の泡と、泡の下の実体を区別する作業を続けてきた」と語った。10年前にピーター・コステロ財務相と協定を交わし、連邦銀行の金融政策に関しては銀行総裁が政府から完全に独立した権限を持つと決めたことに満足しており、「政府は協定をよく守り、政府と連邦準備銀行で政策に違いがある場合でも政府は銀行の政策に影響を加えようとしなかった。政府は政府で、連邦準備銀行の政策に不満を唱えることがあったが、私はまったく気にしなかった」と語った。一方、8月18日、就任するグレン・スティーブンス新総裁は、「市中銀行間の激烈な競争のため、先日の連邦準備銀行の利上げもほとんど影響がないまま無に帰した」と語った。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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