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経済 - 2006年8月22日

テルストラの株価さらに下落

閣議で売却の話し合い
テルストラの株価がじりじりと下がっており、信用度評価にも新しい疑問が生まれているところで連邦内閣閣議が22日に政府所有の株式の処理を話し合うことが決まった。政府保有の51.8%を公開しない場合にはいくつかの選択肢が考えられ、政府保有株の全部または一部をフューチャー・ファンドで運用することや一部を機関投資家に売却することなどがある。テルストラ株は配当落ちとなった22日には12セント下がり、この9年の底値$3.51になった。会社は、今年の収益を下方修正し、現在の規制の先行きが見えない限り将来の配当は保証できないとしており、それを受けて、スタンダード&プアー社は、テルストラの長期信用度Aが疑問になってくると述べている。ジョン・ハワード首相も、テルストラ株価の下落と、一般市民投資家が損を被っていることを懸念すると語った。しかし、フューチャー・ファンド運用案の質問に対しては曖昧に答えただけである。さらに「政府としては株の放出を望んでいるが、いつ放出するかは別の問題だ」と答え、売却のタイミングと方法はこれから決めると語った。与党内にはフューチャー・ファンド運用案を支持する議員もいるが、テルストラのトルヒーヨ経営最高責任者はそれに反対する忠告を行ない、労働党は、「フューチャー・ファンド運用はただでさえ下がっている株価を抑え、一般市民投資家に打撃となる。政府はT2フロートの際に、テルストラ株は$7.40でも値打ち物だと宣伝したが、今や半額でも売れない」と批判した。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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