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政治 - 2007年3月06日

キーティング元首相の毒舌いまだ健在

ハワード、コステロについて語る
 政治家時代、政敵に毒舌を浴びせることでは並ぶ者のなかったポール・キーティング元連邦首相が1996年の選挙でジョン・ハワード党首(当時)に敗れ、議会からひっそりと退いて11年が過ぎた。ABCラジオに出演したキーティング氏の毒舌は今も衰えを見せていない。コステロ評価を訊かれて、「お気の毒なコステロの問題点は、一角だけがあって肝心の氷山がないってこと。議会でパンチを繰り出しているが、コステロの対戦相手はジョン・ハワードじゃないの。しかし、コステロには肝っ玉がないからね。11年も財務相をやっているんでしょ。しかもご老体のココナツは首相の椅子に瞬間接着剤でぴったり貼り付いたまんま。議会でしゃれたセリフは言えるけれど、首相と対決の段になるといつも落胆して帰ってくるってわけ。刀を抜いたことがない」と毒舌を繰り出す。ブライアン・バーク問題で、バークに会っておきながら党首の座にとどまるケビン・ラッドに対して、イアン・キャンベル大臣を辞めさせたハワード首相が道徳の高みにいるのではないかという質問に、「ハワードが道徳の高みに行きたければまず10年間潜り続けてきた噴火口からはい出すことだ。ハワードの道徳水準は南アフリカのダイヤモンド鉱山みたいなもので、何キロも地面の下だ。ハワードがケビン・ラッドと道徳比べしたければまず地上に出てくることだ。ハワードがプレッシャーを感じている時はすぐ分かるよ。肩がピクピク震えるのさ。最近テレビを見ていて、ハワードの肩がピクピク震えるのを見たね。ずっと以前の雰囲気がいい時にコステロに首相の座を譲ることもできたんだが、あいにく死に神みたいにその椅子にしがみついていた。今になって突然負担がどっと襲ってきたってわけだな」とメッタ切り。(AAP)


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