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国際 - 2007年8月06日

ヒロシマ・デーの集会と行進

アフガニスタン、イラクと戦乱が続く現代
 8月5日、シドニーのハイド・パークでヒロシマ・デー集会が開かれ、演説者は世界平和とすべての核兵器の廃棄を要求した。また、主催者は、オーストラリア政府が国際舞台でますます好戦的になっている現代にヒロシマ・デーの願いは消えることがないと語っている。メルボルンでも同様の集会が開かれた。1945年8月6日、米軍機が広島上空に原爆を投下し、9万人の市民が殺害されたできごとを祈念するヒロシマ・デーはオーストラリアでも毎年平和・反核・進歩派団体の手で開催されている。8月9日には長崎にも原爆が投下され、4万人の市民が殺害された他後遺症で1945年末までには20万人以上が亡くなっている。シドニーの集会では反核運動家のヘレン・カルディコットさんが、「広島の悲劇を語り継ぐことがこれまでになく重大になってきている。世界はますます不安定になっている。今もアメリカとロシアには相当数の核兵器が貯蔵されており、地域戦争が一挙に地球規模の核による人類殲滅につながる可能性を秘めている」と語った。また、ヒロシマ・デー委員会のデニス・ドハティ委員は、広島と長崎の市長が毎年世界に向かって平和を呼びかけてもオーストラリア政府の耳は閉ざされたままで、米軍に基地や兵站支援を行い、アメリカが軍隊を送るところにはどこにでも豪兵を派遣している。市民援護よりも抗争地域に豪軍を派遣する傾向は、現オーストラリア政府がますます好戦的になっていることを示すものだ。同じことは、長年アボリジニの福祉を放置してきた政府が突然アボリジニ・コミュニティに軍隊を送ったことにも現れている」と語った。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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