児童合唱団団員の背景調査

APEC警備の一環とダウナー外相
　9月上旬にシドニーで開催されるAPECでは来豪外国要人らを歓迎する児童合唱団の歌唱もプログラムに組まれている。しかし、豪政府の公安機関が児童合唱団団員の背景調査を実施することがニューズ・リミテッド系紙で明らかになった。会期中の9月8日夕刻に、シドニー児童合唱団の500人のメンバーのうち8歳から12歳までの50人がシドニー・オペラハウスの舞台に立つ予定になっている。APEC警備体制の一環として、数団体ある政府情報機関のうち、国内情報収集を担当しているASIOが豪連邦警察と合同でその8歳から12歳までの50人の児童の背景調査を実施する。アレグザンダー・ダウナー外相は、8歳から12歳までの児童の背景調査について具体的な内容を話すことは拒否したが、「国民は、オーストラリアの公安機関が正しいことをしていると信頼しなければならない。彼らはプロフェッショナルだ。彼らは、APECのようなイベントの際に、諸外国では国内保安のためにどのような警備対策を取っているか、世界中を調べまわっている。私たちが連邦警察、NSW州警察、その他の公安機関を信頼することが賢明なのではないか」としている。(AAP)