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国際 - 2007年8月21日

ハネーフ医師ビザ勝訴

QLD州GG病院復帰への道
 6月末にスコットランドのグラスゴー空港建物に炎を上げる自動車で突入を図った2人の男を従兄弟に持つ、QLD州ゴールドコースト病院勤務のインド人モハメド・ハネーフ医師が7月2日、ブリスベン国際空港から出国しようとしたところを逮捕され、「テロ幇助」で起訴されたが、保釈獲得と同時に連邦政府のケビン・アンドリューズ移民相が同医師のビジネス・ビザを取消し、最終的に起訴も取り下げられたが、取り消されたビジネス・ビザは回復されず、ハネーフ医師は強制送還になる前に自発的に帰国、インドでは英雄的出迎えを受けた。しかし、ハネーフ医師の「オーストラリアで働きたい」という意思は変わらず、オーストラリア側弁護士を通じて、ブリスベンの連邦裁判所にアンドリューズ移民相を相手取って、「ビザ取消」撤回の訴えを起こしていた。8月21日、ブリスベン連邦裁判所のジェフリー・スペンサー判事は、連邦政府のビザ取消を破棄した。しかし、ハネーフ医師勝訴の判決に添えて、アンドリューズ移民相に対して、不服があれば21日以内に提出するよう促し、アンドリューズ移民相も控訴するつもりだとしている。21日の判決で、「移民相がハネーフ医師のビザを取り消す根拠として唯一可能だったのは、同医師がイギリス官憲が容疑者として関心を持っていることと違法行為で起訴されているということだけだったが、今となってはその根拠もなくなっているので使えるとは思えない」と述べ、さらに、「この事件は政治が絡みすぎていたため、できる限り法文に沿って判断した」と述べている。(AAP)


この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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