シドニー市内生活APEC障害激化
ドイツ人観光客記念写真消去を命じられる
9月3日、シドニー都心に設置された塀を記念撮影していた3人のドイツ人観光客が警察官にデジタル写真の消去を命令されたことが報じられた。NSW州政府副州首相兼運輸大臣のジョン・ワトキンズ氏がサザン・クロス・ブロードカスティング系ラジオに出演し、「写真消去を警察官が命じたことは『行き過ぎ』と思われるだろうが、APEC警備のためにはやむを得ない処置だ」として、「警備の警察内部には、APEC開催抗議運動家が塀の弱点を探しにやってくる懸念がいわれている。運動家が攻撃箇所を見つけるため、塀の周囲を偵察している。行き過ぎと思われるかも知れないが、NSW警察は市民の安全とAPECの安全のために努力していることを理解してもらいたい」と語った。また、市民にはAPEC開催中はなるべくシドニー都心に来ないよう呼びかけたが、調査に対して、シドニー都心の大半の小売店、レストラン、喫茶店などのビジネスは平常通りの営業を続けると答えており、政府と民間の間の食い違いが明らかになっている。塀が完成した3日の朝には通常通り出勤してきた都心ビジネス勤め人の群れが塀など存在しないかのように職場に向かう姿が報じられている。サーキュラー・キーで果物を売る店主は、「朝は勤め人が店の前を通らなければならなくなったため、平常よりよく売れている。だが、午後は観光客が相手だから、厳しい警備で客が逃げることが心配だ。それに商品の市内配達も通行規制がやっかいになるだろう」と語っている。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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